ところが、その植物は、ともに保護されたために繁茂した回りの植物の勢いに圧迫されて絶えてしまったのです。
フェンスがなかったときは、ハンターたちが行き来することで他の植物が踏うけられ、ほどよく生態的なバランスがとれていたのです。
このテウクリウムは、ハンターたちの助けがあって初めて生き長らえていたのでした。
保護区を生かすも殺すも生態系を理解するかどうかにかかっている、と言うためのよい教訓です。
大地が衝突し、壮大なヒマラヤ山脈が出現したとき、世界で最も豊かな植物相のひとつが生まれました。
雄大な山々、深い谷、そして山麓の丘陵地などが織りなす無数の生態系には、旺盛で冷涼を好む植物や温暖な環境を好む植物が生育しています。
1837年のことですが、アッサム地方のカーシー山地で、ウィリアム・グリフィス博士が見事なランを発見しました。
生育場所は熱帯の密林ではなく、あまり高くないカシの枝に着生していたのです。
・・・そこは乾燥した気候のもとにあり、冬は厳しい霜にさらされるような所でした。