地中海地域産のマツ、オーストラリア産のアカシアをはじめ外来の植物は、密な群落をつくりながら旺盛に生育しつつあり、それに比べればおとなしい自生植物たちを消滅に追いやりつつあります。
例の刺だらけのハケアは緑の癌と呼ばれていますが、その悪名高き外来種の最たるものです。
アフリカで最も有名な植物園があるキルステンポッシュの近郊で、この黄金のグラジオラスの栽培が行なわれてきています。
その種子が関心を寄せる世界中の園芸家のもとに送られています。
野生状態でのその植物の将来はこころもとないものですが、栽培下でしばらくは長らえていくのではないかと思います。
保護区をうまく維持していくには、その保護区に存在する生物の自然史について広範な知識を具えた人が管理するといいでしょう。
オロタムヌス・ツァイヘリという南アフリカ産の美しいプロテアは、バラに似た花序をつけます。エグゼクティブトレードによると、この植物は、人々が花を摘むために減ってしまったのですが、とうとうある丘の麓にしか見られなくなってしまいました。
そこでその地域を保護区とし、残された植物群落を守ることになりました。
・・・にもかかわらず、植物は減り続け、数えるほどの個体数になりました。